【石材建材】(THAILAND)石材切断機(回転テーブル)の修理事例 – 粉塵と錆による回転不良を分解整備で改善
ご相談の背景
本件はモロタイの案件になります
前回の作業に引き続き、別の設備についてご相談をいただきました。
対象は、石材やタイルを切断する際に使用される石材切断機の回転テーブル部です。
現場では、
「テーブルがスムーズに回らない」
「停止位置が安定せず、直角に切れない」
といった症状が発生しており、作業精度に大きな影響が出ていました。
対象設備について
- 設備名称:石材切断機(回転テーブル)
- メーカー・型式:不明
- 用途:石材・タイル切断時に材料を載せ、角度を変えるための回転作業台
回転テーブルは、切断精度を左右する重要な部分であり、わずかなガタや停止位置のズレでも品質に直結します。
故障の状況
- 回転テーブルにガタつきがある
- 回転が重く、スムーズに動かない
- 停止位置が一定せず、角度がずれる
- 直角カットが安定して行えない状態
現時点では使用可能ではあるものの、このままでは精度低下やさらなる故障につながる恐れがありました。
故障原因の調査結果
分解調査の結果、主な原因は以下の点にあることが分かりました。
- 切断作業後に発生する石粉・粉塵が回転機構内部に大量に堆積
- 歯車や回転部品に錆(サビ)が発生
- 回転停止用ストッパーが錆により固着
- 回転中心部のベアリングに破損を確認
石材切断機は使用環境上、粉塵や水分の影響を受けやすく、定期的な清掃や防錆処理が行われないと、今回のような不具合が起こりやすくなります。
修理方針
今回は部品交換だけでなく、回転機構全体の分解・清掃・再調整を行う方針としました。
主な対応内容は以下の通りです。
- 回転部分の完全分解
- 粉塵の徹底除去
- 錆の除去(サビ取り)
- 破損していたベアリングの交換
- 防錆処理および塗装
- グリスアップによる動作改善
単なる「動く状態」ではなく、精度と再発防止を重視した修理を目指しました。
修理作業の内容
- テーブル裏側に固着した粉塵を除去
- 回転ギア・ストッパー部の錆を除去
- 回転中心部のベアリングを新品へ交換
- 各可動部へ適切にグリスアップ
- 組み付け後、回転動作と停止位置を確認
修理結果
- 回転テーブルはスムーズに回転する状態へ改善
- 停止位置の精度が回復し、角度ズレが解消
- 直角カットが安定して行えるようになった
- 防錆処理により、今後の劣化リスクも軽減
作業完了後の動作確認では、回転・停止ともに問題なく、正常な状態を確認しています。
まとめ
石材切断機の回転テーブルは、粉塵や水分の影響を受けやすい部分です。
今回は分解して内部までしっかり清掃・防錆を行ったことで、精度と操作性の両方を回復することができました。
設備の動きに違和感がある場合は、大きなトラブルになる前に、ぜひご相談ください。











