【農業】製函機トラブル修理事例:段ボール箱底面破れの原因と対策
依頼の経緯

農業を行っているお客様より、全自動高速製函機において箱をつぶしてしまうトラブルが発生しているとのことで、調査・修理のご依頼をいただきました。
製函機は農園で使用される重要な設備のため、早急な対応が求められました。
機械について
- 名称:全自動高速製函機
- メーカー:セキスイ・パック
- 型式:ワークメイト21
- 用途:段ボール箱の自動組立
故障の状況と原因
調査を行った結果、以下の不具合を確認しました。
- 現状
製函機は動作するが、内外フラップの曲げ不足が発生。
組立後の段ボール箱の底面に破れが生じる。 - 発生時期
最近 - 故障原因
押上げ機構のプレートに曲がりが発生しており、底部組立時にストローク不足が生じたため、フラップの折り曲げが不完全になっていた。
修理の方針
故障原因を特定し、以下の修理方針を決定しました。
- 機構部の調査
内外フラップを折り曲げる各機構部を詳細に点検。 - プレートの修正・補強
曲がりが発生していたプレートを修正。
再発防止のためプレートに補強を実施。
修理の過程
作業前
押上げ機構のプレートが曲がり、底部のフラップを十分に押し上げることができず、組み立てた段ボール箱に破れが発生していました。
修理中の工程
- プレートの曲がり修正
曲がったプレートを元の形状に戻す作業を実施。 - 補強作業
プレートに補強部材を追加し、再発を防止する強度を確保。 - 再組立て・調整
修正後のプレートを製函機に取り付け、各部動作を確認。
作業後

- 段ボール箱の底面がきれいに組み立てられ、破れや潰れは一切発生しなくなりました。
- 製函作業は正常に復旧し、トラブルなく生産を続行できる状態となりました。
まとめ
お客様からは「製函作業が正常に行えるようになり、生産ラインへの影響を最小限に抑えることができた」とのご感想をいただきました。
トラブル発生の根本原因を的確に対処できたことで、作業の安定性と品質向上につながりました。






