【運送業】コンベア始動用リセットボタンの追加:作業効率向上のための改善例

依頼の経緯

運送業者様より、メインで使用しているベルトコンベアの非常停止後のリセットボタンが作業場から遠いため、近くに追加してほしいとのご依頼をいただきました。

作業効率の向上と作業員の負担軽減を目的とした改善対応となります。

機械について

  • 名称:ベルトコンベア
  • 用途:荷物を仕分けるためのコンベア
  • 現状:コンベアは正常に動作している。非常停止後のリセットボタンが遠いため、作業リーダーが都度移動しなければならず、作業効率が低下している。

課題と解決策

今回の課題は、リセットボタンが作業場から遠いことで、作業リーダーがわざわざ制御盤まで移動する必要があり、作業効率が低下している点でした。

この課題を解決するため、以下の改善策を実施しました。

改善策

  • リセットボタンの追加
    既存のリセットボタンがコンベア端の配電盤にしかないため、反対側のコンベア下にもリセットボタンを追加。
  • スイッチボックスの取り付け
    作業場の適切な位置にスイッチボックスを設置し、作業員が簡単にアクセスできるようにする。
  • 配線作業と動作確認
    新しいリセットボタンを配線し、動作確認を行い、既存の制御盤と正しく連携することを確認。

作業の過程と結果

作業前の状態

作業場からリセットボタンが遠く、非常停止後の復旧に時間がかかる。
作業リーダーがわざわざ制御盤まで移動する必要があり、業務の流れが滞ることがあった。

作業中の工程

  • スイッチボックスの設置
    作業場に適した位置を決定し、リセットボタンを追加。
  • 配線作業
    既存の制御盤と新設のボタンを接続し、正しく機能するよう調整。
  • 動作確認
    非常停止後のリセット動作をテストし、新しいボタンで問題なく復旧できることを確認。

作業後の状態

追加したリセットボタンにより、作業員が近くで操作できるようになり、作業効率が向上。
非常停止後の復旧時間が短縮され、業務の流れがスムーズになった。

ボタン追加予定場所
制御盤
スイッチボックスの取り付け

まとめ

お客様から「非常停止の後、作業リーダーがわざわざ制御盤まで走らなくても済むようになり、大変楽になった」とのご感想をいただきました。

シンプルな改善ながら、作業効率の向上に大きく貢献する結果となりました。

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