【食品製造業】シール機リミットスイッチ交換修理
依頼の経緯
食品製造業者様より、袋のシールや日付の打刻を行うシール機の動作が不安定になったため、修理依頼をいただきました。
打刻が重複することがあり、業務に支障が出ているとのことでした。
作業効率と製品の品質を保つため、迅速な修理が求められました 。
機械について
- 名 称 : シールエイト
- メーカー : シール栄登株式会社
- 型 式 : SE250X15DPS
- 用 途 : 袋のシール加工および日付の刻印
故障の状況と原因
調査の結果、以下のような不具合が確認されました。
- 現状
機械は動作することもあれば、動作しないこともあり、打刻が重複することがありました。 - 不具合内容
リミットスイッチの接点が経年劣化で高抵抗化しており、カウント動作に誤差が発生し、日付打刻が2回行われることがありました。 - 発生時期
数日前から - 緊急性
有
修理の方針
故障原因が特定されたため、次の修理方針を立てました。
- リミットスイッチの交換
接点の高抵抗(524Ω)が確認されたため、同じ仕様の新品リミットスイッチを社内在庫から選び、交換します。 - 検出位置の確認
新しいスイッチの取り付け後、検出位置の再調整を行います。
修理の過程と結果
修理前には、リミットスイッチの接点に高抵抗が発生しており、これが原因で打刻動作に重複が発生していました。
また、スイッチの検出位置が微妙にずれており、正確なカウント動作が行われていませんでした。
修理は以下の手順で行いました。
- リミットスイッチの交換
社内在庫から適合する新品のリミットスイッチを取り付けました。 - 動作位置の確認
スイッチの動作位置および検出位置を確認し、正確な位置に調整しました。 - 動作確認
交換後にテスト動作を行い、打刻の重複が解消されたことを確認しました。
修理が完了した後、シール機は正常に動作するようになり、打刻の重複も解消されました。
新しいリミットスイッチと正確な検出位置の調整により、カウント動作の安定性が向上しました。
お客様の声
お客様からは「打刻の重複がなくなり、製品の品質が安定しました」とのご感想をいただきました。
今回のリミットスイッチ交換により、作業の効率が向上し、大変ご満足いただけました。