【金属加工業】テント移設作業

依頼の経緯

金属加工を行っているお客様より、屋内のスペースが手狭になってしまったため、新たに仮置き場としてテントを移設したいとのご依頼をいただきました。

工場敷地内に使わなくなったテントがあり、それを移設することで問題を解決できると判断されました。

テントについて

  • サイズ:幅13m × 奥行3.6m × 高さ4.5m
  • 仕様:片流れタイプ
  • 築年数:不明

解体の方法

テントフレームは基本的にボルトオン構造ですが、支柱と天井部分のパーツを切り離す際には長時間の高所作業が必要となり、再度組み立てる際に位置合わせが困難となる可能性がありました。

そのため、支柱部分をセーバーソーで切断し、天井部分の解体は最低限の作業に留めて、トラックの荷台に載せられるサイズにバラしました。

各所支柱を点線の辺りで切断
天井部分のバラシ
最低限トラックの荷台に載るサイズにバラしていきます
トラックへ積み込み

組立の方法

移設後、以下の手順でテントの再組み立てを行いました。

  1. 天井部分の組み立て
    まず地上で天井部分のパーツを組み上げ、ボルトナットで固定しました。この作業は高所作業を避けるため、安全に行われました。
  2. ラフタークレーンで吊り上げ
    組み上げた天井部分をラフタークレーンで吊り上げ、所定の高さまで持ち上げました。
  3. 支柱部分の溶接
    支柱部分は角パイプに補強プレートを当て、溶接して固定しました。さらに、経年劣化で弱っている部分も補強を行い、全周を溶接しました。
  4. アンカー固定
    接地面をスペーサーで調整しながらアンカーを打設し、テント全体の安定性を確保しました。
天井パーツ仮置き
必要なパーツを各所へ配置していきます
天井部分組立て
ボルトナットで固定していきます
天井部分組立完了
高所作業は一切なく安全に作業できました!
天井部分吊り上げ
ラフタークレーンで実際の高さまで上げていきます
支柱部分の溶接①
角パイプ4辺に補強プレートを当てて溶接していきます
支柱部分の溶接②
補強プレート及び切断面を全周溶接していきます
足元部分の補強溶接
経年劣化で弱っている部分は補強を入れ溶接していきます
アンカー打設
接地面をスペーサーで調整しながらアンカーを打っていきます
テントフレーム組立完了!
後日テントシートを張って完成となります

作業の結果

テントフレームの組立が完了し、後日テントシートを張ることで移設作業が完了します。

この作業により、お客様の屋内スペースの問題が解消され、仮置き場としての機能が確保されました。

お客様の声

お客様からは「迅速かつ安全に作業が進み、必要なスペースが確保できました」とのご感想をいただきました。

今回の移設作業は、作業効率と安全性を両立させた成功事例となりました。

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