【製麺業】茹で窯ひび割れ修理

依頼の経緯

ある製麺所様から、茹で窯にひび割れが生じてお湯が漏れているため、修理の依頼を受けました。

ひび割れから蒸気が漏れ出し、やけどの危険があるため、緊急の修理が必要とされました。

メーカー不明
用途窯の中に配管があり、複数の穴から蒸気を出して麺を茹でる装置

故障の状況と原因

依頼を受けて機械の調査を行ったところ、以下のような状況と原因が判明しました。

  • 現状
    茹で窯は動作していますが、ひび割れ部分から蒸気が漏れ出し、やけどの危険がある状態でした。
  • 不具合内容
    経年劣化により、茹で窯の割れ部から蒸気が漏れている。
  • 発生時期
    数か月前から。
  • 対策
    エポキシパテを使用してひび割れを補修する。

修理の方針

故障原因が特定されたため、次のような修理方針を立てました。

  • ひび割れ部分の補修
    エポキシパテを使用して、ひび割れ部分を補修します。
  • 事前準備
    パテが濡れた状態では付着しないため、ドライヤーを使用して付着部を乾燥させます。

修理の過程と結果

修理前の状態では、割れ部分から蒸気が漏れ出し、黒く変色していました。
また、配管のユニオン部にもひび割れが確認されました。

以下の手順で修理を進めました。

  • ひび割れ部分の乾燥
    エポキシパテは濡れていると付着しないため、ドライヤーを使用してひび割れ部分を乾燥させました。
  • エポキシパテの塗布
    乾燥させた後、エポキシパテをしっかりと塗りつけました。
    特に前工程の清掃と乾燥に重点を置きました。

修理完了後、茹で窯のひび割れ部分からの蒸気漏れは完全に止まりました。
やけどの危険が解消され、安心して使用できる状態となりました。

写真

赤丸部に割れあり、黒く変色しているところから蒸気が出ていた
配管のユニオン部にもひび割れあり
エポキシパテは濡れていると付着しない為ドライヤーにより付着部を乾燥させる

まとめ

修理後、製麺所様から「蒸気漏れが解消されて非常に助かりました」とのご感想をいただきました。

茹で窯の安全性が確保され、業務がスムーズに進むようになりました。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
ぜひ他のページも閲覧ください。