【製麺所】エア搬送供給機の修理

ある製麺所より、エア搬送供給機の不具合についてご依頼をいただきました。

この機械は、麺用の小麦を上階へ送る重要な役割を担っています。

故障の状況と原因

機械は動作していましたが、以下の問題が発生していました。

  • 小麦がホッパーに逆流するため、歩留まりが悪化していました。
  • ブレードの摩耗によるエアの逆流が原因と考えられました。

修理の方針

問題解決のため、ブレードを新たに作成することにしました。

従来のフエルトのブレードは摩耗しやすく、異物混入のリスクも高いため、以下の方法で改善を図りました。

  • MCナイロンでRの付いたブレードを製作。
  • ケースとのクリアランスを0.1mm~0.2mmに設定し、密閉度を高めつつ摩耗を防止。

写真

ケーシングとの隙間が2mm
フエルトのブレード
MCナイロンのブレード

まとめ

修理後、機械のパフォーマンスが大幅に改善されたとのお言葉をいただきました。

エアの逆流がなくなり、小麦の供給がスムーズに行われるようになったとのことです。

このような修理事例は、今後も他のお客様への信頼性向上に繋がると考えております。

引き続き、皆様のご期待に応えるべく、技術力の向上に努めてまいります。

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