ロボットハンドリング(自動車のタイヤ)
このブログは実績ではなく御提案内容となります。
提案とは言ってもとある会社様から依頼されて、それが可能かどうかの検証をした結果を元にしています。
結果的には「可能です!ただし開発要素があり現状では安価とはいかない」となっております。
お客様からの御相談(人材不足)
今回の依頼は、人手不足や作業環境改善に長年悩み続けたロディスティック会社様からの依頼でした。
タイヤはの重さは自動車用(14インチ)で、1本あたりゴムのみで5Kg、ホイールが付いていると11Kg前後となります。
これを1台分、運んだり、パレットに積む作業を終日したとすると、とても重労働になることが想像できます。
また倉庫内の作業と考えると、その環境は室内の暑さ(寒さ)はあまり良いとは言えず、もしも物言わぬロボットがやってくれたら!と、産業用ロボットに変えるのは良いことばかりと思われます。
茂呂製作所からの提案(労働改善)
トラックドライバーさんが回収時に行う、パレット上に無差別に手積されたタイヤの積み下ろしや積み付け作業を、産業用ロボットによる自動化にしてはどうかとご提案しました。
お客様の悩みと茂呂の提案からみえる改善目的は
- 作業者の労働環境の改善
- 重労働からの解放
- 作業効率の向上
重いタイヤの積み下ろしや移載作業から解放され、作業者はロボットのタッチパネルに触れるだけで、従来の重作業がなくなります。
ロボットは疲れを知りません。
決められた速度で24時間稼働が可能です。
従って従来よりも処理能力が大幅に向上します。
従来作業での自動化への課題とその解決方法
パレット上に手積されたタイヤは、置いてある位置情報(横方向、奥行方向、高さ方向)とタイヤ情報(外径、厚み)がなく、ロボットで掴みに行くことが困難でした。
これを解決するために繰り返し疑似テストをして、ロボットメーカーの画像処理技術と、ロボットハンド側のセンサーや機構で対応が可能である方法を見つけました。
対応タイヤは、乗用車用の14インチから20インチまでを、1つのハンドでハンドリングすることが可能です。
まとめ
タイヤの積み下ろしの自動化をお考えでしたら、是非茂呂製作所にお問い合わせください。
また、タイヤのみならず、作業の効率化、自動化、作業者の労働軽減をお考えであれば、様々なご提案をさせて頂きたいますので、お問い合わせ頂ければ幸甚です。