【遠隔修理】縦型ボール盤の修理

故障内容

  • メーカー:帝人製機
  • 型式:DMB 61.4

古い機械であり、メーカーが存在しません。

昔の機械特有の分解困難な機械であることは見てわかりました。

取説や組図、Webにも情報はありませんので、まずは目に見える油漏れを止めることとして、油漏れ防止のシール、パッキン等の油漏れ原因を確認しました。

修理内容

写真のA/Bの箇所について修理を行いましたので報告致します。

各部のオイルシール、パッキン、ベアリングに劣化が確認できましたので、新品に交換させていただきました。

修理内容詳細 A部

ギア広報部シャフト部分からの漏れを目視できたため、以下の作業を行いました。

  • 内部パッキンの交換
  • 同時にベアリングの交換
  • 液状ガスケットを再塗布

修理内容詳細 B部

主軸付近は長年使用した結果の経年劣化などによる軽微な不具合が多数見つかったのですが部品交換は出来ないので清掃、整備が主な内容となります。

ガスケットシールは全て社内で製作して交換しました。

まとめ

今回のお客様は大阪の部品加工会社様でした。

大阪なので関西圏担当の小川が対応をするのですが、小川はボール盤を修理した経験がありませんでした。よってスマートグラスを駆使して遠隔指示をだしました。指示を出したのは本社勤務の秋山です。

小川が初回対応ということで、若干の戸惑いから作業時間は1〜2割ほど長かったかもしれませんが、小川はリアルタイムの指示を受けれることから安全に作業できる、お客様はそれを安心して受けることが出来ます。

また、指導と経験が容易にできることから、小川は次回からボール盤の修理を単独でも出来るでしょう。

ただし、1人作業は危険なのでお断りさせていただきます。

今回、遠隔対応と初めてのボール盤修理をした小川と秋山は、これからも遠方であっても、困りごとを解決するレベルが上がりました。
受け入れていただいたお客様には感謝です。

今後も、更なる努力と成長をしていきますので、お困りごとを抱えてしまったら直ぐに、遠慮なく御連絡ください。
宜しくお願い申し上げます。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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