車のタイヤ用 ロボットハンド

茂呂製作所とタイ法人「MoroThailand」では、設計から製造、据え付けまでを一貫して対応することができます。

今回の紹介は、小径(小型自動車)から大径(建築用作業車)まで、タイヤを製造するメーカー様からの依頼でした。
多品種・小ロット生産を得意とするお客様ですが、これまでは生産したタイヤを保管する際に、人力による選別とフォークリフトを使っての移動を行っていました。
選別するタイヤの重さは小径のものでも7kg、大径のものですと20kgを超えますので、人が選別して所定の位置(棚)に運び入れるのは大変なことでした。

産業用ロボットの導入

そこでお客様は産業ロボットを導入して人が行う作業の軽減を図ろうと考え、ロボットメーカーに相談されました。
ロボットメーカーからは大径用1台・小径用1台の合計2台にしてはどうか?との提案を受けましたが、倉庫スペースに限りがありロボットを2台置くことができないことが悩ましかったそうです。

ハンドはすべてオリジナル

ロボット製造メーカーは、ハンドの製造を専門メーカーに依頼することが多いです。
そこには様々な理由がありますが、やはり餅は餅屋へということが大きな理由だと思います。
今回のロボットメーカーの営業担当の方が、偶然にも、茂呂製作所へロボットを納入したばかりでした。
その際に、ハンドは自社内で設計製造することを伝えていたことから「お客様の相談に乗ってあげてくれないか?」と連絡をくださったことがキッカケで対応することになりました。

ハンドの全体図(図面)
全体図

複数サイズのタイヤを移動させたい

そんな相談を受けて茂呂製作所では1つのロボットハンドでその問題が解決できるよう設計・製造・ロボットへの取り付けまで行いました。

茂呂製作所で製造したハンドでハンドリングできるサイズは14インチから24インチまでが可能です。

残念ながら既にお客様へ納品済みであることや、詳細までをブログでお知らせすることはできないため、ロボットハンドの写真ではなく部分的な図面での公開となります。

ハンドの断面図
断面図

細かいところをご説明、お知らせできないことは本当に残念ですが、ロボットハンドに興味のある方や、「タイヤをハンドリングしたい!」とご要望される方であれば、きっとこちらの図を見ていただくことで「茂呂製作所に依頼してみたい!」と思っていただけると思います。
タイヤに限らず、丸くて穴のあるドーナツ状の形態であれば、同じように複数サイズに対応可能なハンドをお使いいただくことができます。

ハンドの可動範囲確認図
可動範囲確認図

茂呂製作所は、お客様の課題をヒアリングし、自動化の戦略を選定し、システム構築を実行するお手伝いをいたします。
ぜひお気軽にお声がけください。

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