【飲食店】製麺機の定期メンテナンス(その2)― 製麺機の安定稼働を支える点検と改造

依頼の経緯

山梨県にある飲食店にて、製麺機の定期メンテナンスと一部改造のご依頼をいただきました。

麺ができなければ営業ができない」と言われるほど、製麺機は店舗運営にとって生命線ともいえる設備です。

このため、茂呂製作所では毎月1回の定期メンテナンスを実施し、万が一のトラブルを未然に防ぐ取り組みを続けています。

対象設備について

  • 機械名:ミキサー(製麺機工程の一部)
  • メーカー:トキザワ
  • 用途:粉と塩水を混ぜ、生地を練り上げる

ミキサーは、製麺機を構成する4つの主要工程のうち、生地づくりを担う重要な部分です。

今回の作業内容

今回のメンテナンスでは、以下の2つを同時に実施しました。

  1. ミキサーの定期点検
  2. 打ち粉装置の構造改善

【1】ミキサーの定期点検

日常的な点検項目として、以下の作業を行いました。

  • 駆動部分の清掃前後の確認
  • チェーン・ベルトの張り具合チェック
  • ベアリング部へのグリスアップ
  • 異音や振動の有無を動作中に確認

点検の結果、今回は特に大きな不具合はなく、設備状態は良好でした。
毎月のメンテナンスで状態を把握しているため、深い分解点検を行わない月があっても、全体の健康状態を維持できています。

駆動部分外観
清掃前
清掃後
チェーン・ファンベルトの点検及びベアリングへのグリスアップ
ミキサー軸の点検
ミキサー軸/ベアリングのグリスアップ
コンベヤベルト/アイドラローラーのベアリングのグリスアップ

【2】打ち粉装置の改造 ― 「詰まり」と「清掃性」の改善

生地を切る工程で使用する打ち粉吹付機にて、タンクから粉を送るパイプ内で詰まりが発生しやすいという課題がありました。
これまでは詰まった際に分解清掃が大変で、日常的なメンテナンス負担が大きい状態でした。

改造前
赤丸部分を交換した
改造後
透明パイプとユニオンに交換
途中画像
右が改造後
左が改造前

改造のポイント

  • 目的:詰まり発生時の清掃を容易にする
  • 初案:サニタリーパイプ+ヘルール方式を検討(ただしコストが高いため却下)
  • 採用案:透明樹脂パイプ+ユニオン方式

この構成により以下を実現しました。

  • 詰まりの有無を目視で確認可能
  • 脱着が容易で清掃時間を大幅短縮
  • コストも抑えられ、メンテ性・経済性の両立

実際に施工後、お客様からは「粉の流れが見えるようになり非常に安心」と喜びの声をいただきました。

作業後のまとめ

  • ミキサー点検:良好(特に異常なし)
  • 打ち粉装置改造:粉詰まり解消、清掃性向上
  • 次回予定:ホース交換によるさらなる改善

ご担当者のコメント

「毎月点検に伺っているからこそ、点検と改善を同時に行えるのが強みです。
定期的に設備の状態を確認することで、突然のトラブルを防ぎながら、生産効率と安全性を高めることができます。」

まとめ

お客様からは「安心して営業できる環境を維持できている」とのお言葉をいただきました。

今回の改造は、現場での使いやすさと安全性を両立させた好事例となりました。

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