【リサイクルサービス】(THAILAMD)ペーパーシュレッダー修理事例:ヒューズソケット破損と電気系統の復旧

ご依頼の背景

バンコクのリサイクルサービス企業様より、「ペーパーシュレッダーが動作しない」とのご相談をいただきました。

装置は不要書類を細断するために日常的に稼働しており、故障によって別のシュレッダーをフル稼働させて対応している状況でした。

そのため、生産効率の低下を防ぐためにも早急な復旧が求められました。

対象機械について

  • 名称:ペーパーシュレッダー
  • メーカー:不明
  • 型式・製造番号:不明
  • 用途:不要になった書類を細断する装置

故障の状況と原因

現状

電源は入るが装置が作動しない。

原因

  • 装置はトラック荷台に設置されており、走行中の振動でヒューズソケットが破損
  • さらにスイッチやランプ類も使用中に破損。
  • 裁断後の紙くずやオイルにより駆動部周辺が汚れていたことも影響していた。

修理の方針

以下の手順で修理を進めました。

破損部品の交換

  • ヒューズソケットとヒューズを交換。
  • スイッチ・ランプ類も新しい部品へ交換。

電気配線の交換

経年劣化した配線を新しいものへ更新し、導通を確保。

清掃・メンテナンス

  • 駆動部の古いオイルを抜き、新しいものに交換。
  • 裁断紙くずや油分で汚れた内部を清掃し、必要な箇所には新たにグリスを塗布。

修理の過程

修理前

制御盤右側のヒューズソケットが破損し、電気回路が機能せず。
スイッチやランプも破損。

制御盤内部右側のヒューズソケット、ヒューズが破損
キースイッチ、ランプ、ボタンの破損
駆動部周辺にはオイル、裁断後の紙などが入り汚れている

修理中

破損部品を取り外し、新品を取り付け。
配線を交換し直し、内部を清掃。

破損した部品を取り外し、新しいヒューズソケットを装着。配線も交換
新しいスイッチ、ランプを取り付け配線し直す
古いオイルを抜き新しいものに交換。

修理後

テスターで配線を確認し、電源を投入して動作確認。
正常に裁断動作を再開。

各配線をテスターで確認し動作確認
電源を入れて動作確認
必要な箇所にはグリスを塗布

まとめ

シュレッダーが問題なく稼働し、お客様からは「もう一台に頼らず運用できるようになり助かった」とのご感想をいただきました。

内部清掃も行ったことで、以前よりも安定した運転が期待されます。

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