【トレーニングジム】トレーニングバイク修理事例:座席シート昇降機能の復旧

依頼の経緯

トレーニングバイク(通称:メリーちゃん)の座席シート昇降機能が故障したということで、トレーニングジム様から修理のご依頼をいただきました。

昇降機能が失われたことで、バイク本体のその他すべての機能が使用できない状態となり、早急な対応が求められました。

機械について

  • 名称
    車軸移動式パワーバイク(メリーちゃん)
  • メーカー・型式
    不明
  • 用途
    トレーニングジム向けトレーニングバイク

故障の状況と原因

調査の結果、以下の問題を確認しました。

  • 現状
    座席の高さをセンサーで感知しているが、昇降機能が失われ、すべての機能が使用不可。
  • 不具合内容
    • 座席シートを昇降させる台形ネジナットが摩耗し、固着していた。
    • 固着によりシャフトが回らず、昇降動作が不能に。
  • 緊急性
    高い(ジム利用者のトレーニングに支障)。

修理の方針

故障原因を特定し、以下の修理方針を立てました。

  • ASSYごと取り外し
    固着したネジナットを現地で取り外すのは困難と判断し、シャフトとナット周辺をアセンブリ(ASSY)ごと取り外し、自社へ持ち帰り。
  • ナット交換
    自社で固着ナットを取り外し、新品ナットへ交換。
  • 現地再取付
    新品ナットを組み込んだASSY部品を持ち込み、再度現地にて組み付け。

修理の過程

作業前

  • 台形ネジナットが摩耗・変形し、完全に固着。
  • シャフトは幸いにも損傷なし。

作業中

  • 外装カバーを取り外して点検。
  • 摩耗・傾きが確認された台形ネジナットの摘出。
  • 自社でバーナー加熱とパイプレンチを使用し、ナットを慎重に取り外し。
  • ナットのみ新品に交換し、シャフトは再利用。

作業後

  • 新品ナットを組付けたASSY部品を現地に持ち込み、元通りに組み付け。
  • 試運転にてスムーズな座席昇降動作を確認。
  • 最終的に外装カバーを取り付けて作業完了。

まとめ

お客様のスタッフの方々、そしてジムの利用者様からも「バイクが再び使えるようになり、とても助かった」と大変喜びの声をいただきました。

お客様の喜びが、私たちの明日への活力に繋がります。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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