【農業】播種機の軽量化事例:電動部品の取り外しによる改良

依頼の経緯

農業を行っているお客様より、電動播種機の軽量化に関するご相談をいただきました。

播種機は種を撒くための機械ですが、重量があることで取り回しが難しく、より使いやすい形へと改良することが求められました。

機械について

名称:ロール式播種機
メーカー:クリーンシーダ
型式:EPZ-5
用途:種を均等に撒くための機械

課題と故障の状況

今回の課題として、以下の問題点が挙げられました。

  • 現状
    機械は動作せず、使用できない状態。
  • 不具合内容
    モーターの経年劣化により動作不能。
    電気系統の重量が増し、機械の扱いが難しくなっていた。
  • 緊急性
    低(すぐに使用する予定はないが、改善が必要)。

改良の方針

今回の軽量化では、以下の対策を実施しました。

  • モーターと電気系統の撤去
    前輪の内部にあるモーターや電気系統を取り外し、機械の重量を軽減。
  • シャフトの再利用
    播種機としての機能を維持するため、モーターシャフトはそのまま再利用。

改良作業の過程と結果

作業前の状態

播種機は電動式として設計されていましたが、モーターの劣化により動作せず、また重量が増していたため、取り回しが悪い状態でした。

作業中の工程

  • 電気系統の取り外し
    不要となった配線や電気部品をすべて取り外し、メンテナンス性を向上。
  • モーターの撤去
    モーターを取り外すことで、大幅な軽量化を実現。
  • シャフトの再利用
    機械の駆動系統を保持するため、モーターシャフトは残し、手動での操作が可能な状態へ。

作業後の状態

  • 軽量化されたことで、操作性が向上。
  • 電動部品を撤去したものの、基本的な播種機能は維持。
  • 機械がシンプルになり、今後のメンテナンスも容易に。
電気類の取り外し
モーターの取り外し
全体

まとめ

電動機能を省くことで、よりシンプルで扱いやすい播種機へと生まれ変わりました。

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