時代に合わせた環境改善 場所創り
茂呂製作所にはタイ法人もあるので、LGBTQには敏感な方だと思います。
また SDGs を考えると、どんな方が来社されてもよい会社であることも、社会の公器である企業として、会社内の環境改善を広い目で見たほうが良いと思えます。
茂呂製作所は2011年に山梨県韮崎市に移転したのですが、新工場を建てたわけではなく、40年以上前に建てられた物件を購入したことから現場からトイレが遠い(あまり綺麗ではない)不便さもありました。
新しくトイレを作る目的
従業員トイレが遠い不便さの改善を主目的に「新しいトイレを近くに作ろう!」を最大の目的に、どうせなら「時代に合った」ものを、そして「モノづくり会社のプライドも込めて」と欲張った内容にすることにしました。
しかし、茂呂製作所にもできないことがあります。
建築については本来は部門外です。
そこで思いついたのが・・・。
他社とのコラボレーション
バイク乗りが多い茂呂製作所としては、とても気になっていた企業さんがありました。
プレハブや断熱用のパネルを製造している 株式会社イワタニ さんです。
イワタニさんは、現場改善(自動化)や機械の修理などでお客様という形の間柄なのですが、自社製品として バイクガレージ があるのです!
茂呂製作所にもバイクの修理部屋はあるのですがもう手狭です。
バイクを保管する専用の綺麗なガレージがあったら・・・イワタニさんに訪問するたびに欲しいな~かっこいいな~と。
それならば!と、「バイクガレージは買えないけど、トイレをそんなカッコよくできないか?」と相談させていただきました。
お打ち合わせの結果は快諾。
「共にカッコよくて皆が使えるトイレを作りましょう!」となりました。
基礎工事
早速基礎工事です。
これは茂呂製作所スタッフでも対応が可能だったので内製しました。
屋外にある休憩場のとなりが広く空いていて、運良く排水下水の配管も近くを通っていることもあり、直ぐに基礎配管とコンクリートを打ちました。
パネル組立
パネルの組立、設置はイワタニさんの従業員さんが出張、施工してくれました。
基準となる位置を決めてから、まずは1面を真っすぐに固定していきます。
ウレタンサンドイッチパネルなので軽量、しかしとても強度があります。1枚1枚を丁寧に固定していきます。
側面を4面固定したら、その上に天井をのせて、外観はこの通り綺麗に完成しました。
内装、出入り口扉はこんな感じです!
バリアフリーですのでどんな方でも入室できます。
建物ができたら、手洗い場や便器などの設営をして完成です!
どうですか!この見栄えの良さと、全ての人に優しい形!
中小企業の連携による「モノづくり」だけではなく「場所創り」
ぜひ茂呂製作所にお越しの際にはぜひ、自慢のトイレにも立ち寄っていただき、その良さを実感頂ければ幸いです。