NO.11116

【製造業】スクリューコンベヤ修理事例 – シャフト断裂による生産停止を緊急復旧

ご依頼の背景

製造現場で使用されているスクリューコンベヤが突然停止し、生産が止まってしまったとのご相談をいただきました。

確認の結果、コンベヤ内部のシャフトが折損しており、装置を回転させることができない状態でした。

材料搬送ができなければ生産そのものが成り立たないため、緊急性の高い修理案件として、早急な対応が求められました。

対象設備について

  • 設備名称:スクリューコンベヤ
  • メーカー・型式:不明
  • 用途:原材料を次工程へ搬送する装置

日常的に連続運転される設備であり、内部部品には常に材料荷重がかかる構造です。

故障の状況

  • 稼働状態:完全停止(動作不可)
  • 不具合内容
    • シャフトが断裂
    • スクリュー羽根にも変形・破損あり
  • 発生時期:11月中旬
  • 発生状況:通常の生産運転中に突然停止
  • 緊急性:あり(生産停止中)

故障原因

主な原因は、
経年劣化によるシャフトの強度低下と、
搬送中の材料負荷の蓄積によるものと判断しました。

長年使用されてきたシャフトに繰り返し応力がかかり、
限界を超えたことで断裂に至り、
同時にスクリュー羽根にも損傷が広がったと考えられます。

修理方針

今回は生産停止中であることから、
スピードを最優先とした修理方針を採用しました。

  • 現場からスクリューコンベヤ本体を引き取り
  • 分解・清掃を行い、状態を詳細に確認
  • シャフトは再溶接による緊急復旧
  • 破損していた羽根は除去し、新規羽根を製作・溶接
  • 支持部のピロブロックは新品へ交換

短期間で確実に復旧させることを重視した対応です。

羽の変形、破損
シャフトの断裂
ピロブロック交換前

修理作業の内容

  • コンベヤ分解前に内部を清掃
  • 断裂したシャフトの位置・状態を確認
  • シャフトを溶接により接合
  • 新規スクリュー羽根を製作し溶接
  • 摩耗していたピロブロックを新品に交換
  • 全体を組み直し、現場へ再設置
コンベヤ分解前に清掃
溶接修理中
コンベヤ部品の全取り外し

修理結果

  • スクリューコンベヤは正常に回転
  • 材料搬送が再開され、生産ラインが復旧
  • 支持部品も新品となり、安定した動作を確認

緊急修理ではありましたが、
生産停止期間を最小限に抑えた復旧を実現しました。

新規ピロブロックに交換
シャフト溶接後
シャフト、ピロブロック修理後

まとめ

スクリューコンベヤは、内部が見えにくく、異常が表に出た時点で大きな故障になっていることが多い設備です。

今回は迅速な判断と対応で、生産への影響を抑えることができました。

スクリューコンベヤのような搬送設備では、「シャフトの摩耗」、「羽根の変形」といった兆候を放置すると、突然の断裂・生産停止につながります。

搬送設備の異音・振動・違和感など、気になる点があれば、ぜひ早めにご相談ください。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
ぜひ他のページも閲覧ください。

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