【女性技術者の成長物語】技術と経験を積み重ねた夏 2025年8月

8月は、スポーツでも仕事でも「初めて」に向き合う場面が多く、戸惑いながらも一歩ずつ前進する日々でした。
国体予選での刺激、機械組み立てでの試行錯誤・・・どれもが、未来への糧となる貴重な経験でした。
国体関東予選:目指すべき未来
国体関東予選に出場しました。
対戦相手は実業団チーム。
守備の連携、バッティングの鋭さ、どれをとってもレベルの高さに圧倒されました。
試合前から「強い」と知ってはいたものの、実際に対峙してみると、その完成度の高さに驚かされるばかりでした。
しかし、圧倒されるだけでは終わらす、「このレベルに追いつきたい」「追い越したい」と強く思いました。試合中に感じた悔しさは、今後の練習のモチベーションに変わり、技術だけでなく、試合運びやチームの戦略にも目を向けるきっかけとなりました。
この経験を通じて、ただ勝ち負けを追うのではなく、「どうすれば勝てるのか」「どうすればチームが強くなるのか」を考える視点が育まれたように感じました。
機械組み立て:図面と格闘した日々
8月後半からは、初めての機械の組み立てに取り組みました。
限られた期間の中で多くの台数を仕上げる必要があり、スピードと正確さの両方が求められる現場でした。
特にアルミフレームの組み立てでは、図面の読み取りに苦戦しました。初めてのことばかりで戸惑いもありましたが、少しずつ理解が深まり、作業の流れを掴めるようになってきました。
図面を見ながら「これはどこに取り付ける部品だろう?」「寸法はどう合わせればいいだろう?」と考える時間は、まるでパズルを解いているような感覚でした。
最初は時間がかかっていた作業も、回数を重ねることで手が慣れ、頭の中で組み立てのイメージができるようになってきました。
まだほかの組み立て工程も控えているので、今のうちにしっかりと覚えて、次のステップに備えていきたいです。
自分の手で形になっていくものを見ると、達成感と同時に「もっと上手くなりたい」という気持ちが湧いてきました。
一言メッセージ
8月は、「自分の限界に挑む」ことが多かった月でした。
スポーツでも仕事でも、今の自分に足りないものを知り、それを埋めるための努力を始めるきっかけになりました。
悔しさも、苦戦も、すべてが成長の材料。
9月も焦らず着実に、情熱は忘れずに進んでいきます!!