【金型製造】（THAILAND）配電盤修理事例：ネズミによるショートトラブルと再発防止策
ご依頼の背景
本件はMoroThaiの案件になります
タイのプレス・金型製造業を営む企業様より、工場の配電盤が故障し設備に電力を供給できなくなったとの緊急のご相談をいただきました。
工場全体が停止する恐れがあるため、即時対応が必要な案件でした。
対象設備について
- 名称：配電盤
- メーカー：不明
- 型式：不明
- 用途：工場内の電力を各設備へ分配・制御する重要設備
故障の状況と原因
現状
- 配電盤から工場内の設備に電気を供給できない状態。
- 依頼を受けた当日に発生。
- 現場では安全確認のため、他電源も遮断済み。
原因
- ネズミが配電盤内に侵入し、内部でショートを発生。
- その結果、配線が断線し、ブレーカーが破損。
修理の方針
- 断線した配線の交換
- 破損したブレーカーの交換
- 配電盤内の配線整理・修復
- 再発防止策として配電盤上部の開口部を塞ぎ、防鼠対策を実施
修理の過程
修理前の状態
- ネズミが侵入した痕跡が残り、内部配線が焼損。
- ブレーカーも破損し、工場設備への電力供給が完全にストップしていた。
修理中の作業
- 破損した部品を取り外し、新しいブレーカーやバスバーを取り付け。
- バスバーなど必要部品の採寸を行い、適合部品を設置。
- 断線した箇所の配線を新たに敷設し直し、盤内を整理。
修理後の状態
- 新しい部品と配線で復旧した配電盤を設置。
- 上部の開口部を塞ぎ、防鼠対策を徹底。
- ブレーカーを投入し、各設備が正常に稼働することを確認。
まとめ
お客様からは「工場の稼働が速やかに復旧できて助かった」との声をいただきました。
特に、防鼠対策により今後の再発防止につながる点をご評価いただきました。
今回の事例は、電気トラブルの原因が機械的要因だけでなく、動物侵入など外的要因である場合もあることを示す好例となりました。
