【飲料メーカー】タンク搬送用シリンダーのエア漏れ修理事例:パッキン破損によるエア漏れ対策

依頼の経緯

北杜市にある飲料水製造工場より、「タンク搬送用装置のシリンダーからエア漏れが発生しているため、交換してほしい」とのご依頼をいただきました。

生産ラインの要所であることから、緊急対応が必要な案件でした。

機械について

  • 名称:タンク搬送用シリンダー
  • メーカー・型式・製造番号:不明
  • 用途:タンクの自動搬送工程で使用される装置の一部

故障の状況と原因

  • 現状:動作はするものの、エア漏れが発生している。
  • 不具合の詳細
    • シリンダー内部のパッキンが経年劣化により割れ、空気が漏れている。
    • 使用開始時期は不明だが、長年の使用による自然劣化と推定。
  • 緊急性:高い(生産ラインに直接関わるため、早急な復旧が求められる)

修理の方針と対応内容

今回の対応では、下記の作業を実施しました。

既存シリンダーの取り外し

  • 接続部を分解し、旧シリンダーを取り外し。

新しいシリンダーおよびブラケットの取り付け

  • シリンダーおよび固定用ブラケットを新品へ交換。
  • サイズ・取付位置の確認後、正確に組付け。

空圧配管の接続と調整

  • エア配管を接続し、エア漏れが発生しないよう調整。

動作確認

  • 試運転により、エア漏れのないことを確認。
  • 問題なく作動することを確認し、作業完了。
シリンダ変更前
接続部
シリンダーとブラケットを新品へ交換1
シリンダーとブラケットを新品へ交換2

修理後の状態と成果

シリンダーとブラケットを交換し空圧配管を行った。
試験動作でエア漏れがないことを確認し作業完了とした。
  • エア漏れは完全に解消され、シリンダーはスムーズに作動。
  • 生産ラインへの影響を最小限に抑え、予定通りの稼働再開を実現。
  • 新しいブラケットにより固定力も向上し、今後の安定運転が期待される。

まとめ

お客様からは「エア漏れがなくなり、安心して運転を再開できた」とのお声をいただきました。

稼働停止を回避できたことで、製造工程への影響を最小限に抑えることができ、ご満足いただけたご様子でした。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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