【飲食店】電動パスタマシン修理:安全装置の重要性

依頼の経緯
飲食店様より電動パスタマシンが動かなくなったため修理の依頼をいただきました。
このパスタマシンは生パスタの圧延や切断を行うため、営業に欠かせない機械であり、迅速な修理が求められました。
機械について
- 名称:パスタマシン
- メーカー:インペリアル
- 用途:生パスタの圧延・切断
故障の状況と原因
調査を行った結果、以下の問題が確認されました。
- 現状
スイッチを入れてもパスタマシンが動かない状態。 - 原因
パスタ生地を投入するシュート板に安全装置が付いており、指の巻き込みを防止。
オーナー様が包丁を使用して安全装置を強制解除していたため、マイクロスイッチのフラグが変形し、スイッチが機能しなくなった。
修理の方針
故障原因を踏まえ、以下の修理方針を決定しました。
- 安全装置の無効化
安全装置を使用しない運用が前提のため、マイクロスイッチをジャンプして直接駆動できるように改造。 - 動作確認
スイッチを入れるとローラーが自動的に回転する仕組みに修正。
修理の過程と結果
修理前
- パスタ生地投入用の安全装置が正常に機能せず、マシンが動作不能。
- マイクロスイッチのフラグが変形し、スイッチが押されない状態。
修理中の作業
- マイクロスイッチの確認:安全装置周辺のマイクロスイッチの動作状況を確認。
- ジャンプ配線の実施:マイクロスイッチをバイパスし、直接駆動可能に改造。
- 動作確認:スイッチを入れると問答無用でローラーが回転する状態に設定。
修理後の状態
- マシンは正常に動作を再開。
- 安全装置を無効化したことで、スイッチの操作のみでマシンを動かせるようになりました。
注意点とお客様の声
お客様からは「営業に間に合い助かった」との感想をいただきました。
しかし、安全装置を無効化することで、事故のリスクが高まるため、慎重な使用をお願いしました。
安全装置の重要性を再認識し、正しい運用の必要性をお伝えしました。