【農業】バックホーシリンダー修理

依頼の経緯

ぶどう農家様より、バックホー(ユンボ)のシリンダーから油漏れが発生しているため、修理の依頼を受けました。

今回の依頼は、ぶどう園内での作業中にシリンダーからの油漏れが確認されたことをきっかけに行われました。

機械について

名称バックホー(ユンボ)
メーカーIHI
型式IS-25FA
製造番号1259008
用途土木工事や農業作業で使用される建設機械

故障の状況と原因

機械の調査を行った結果、以下の状況と原因が判明しました。

  • 現状
    バックホーは動作しますが、ブーム旋回用シリンダーから油漏れが発生している状態でした。
  • 不具合内容
    シリンダー内部のオイルシールが経年劣化と摩耗により損傷し、作動油が外部に漏れ出していました。
  • 発生時期
    不明
  • 対策
    シリンダーを車両から取り外し、分解して内部のオイルシールを交換するオーバーホール(OH)作業を行う。
赤丸部のシリンダーが可動しない。
オイルリークがある。
目視点検でオイルシールが変形している。
シリンダーを取り外し後、ロッドをケーシングから抜く。

修理の方針

故障原因が特定されたため、次のような修理方針を立てました。

  • シリンダーの取り外し
    車両からシリンダーを取り外し、作業場へ持ち込みます。
  • シリンダーの分解と点検
    シリンダーを分解し、内部のオイルシールや部品の状態を点検します。
  • 部品の交換と組立
    劣化したオイルシールを新しいものに交換し、シリンダーを組み立て直します。
  • 動作確認と取り付け
    シリンダーを再度車両に取り付け、油漏れがないかを確認し、動作確認を行います。

修理の過程と結果

修理前には、シリンダーの外部から油漏れが確認されました。シリンダーは可動しますが、オイルリークが発生しているため、農作業に支障をきたしていました。

修理作業

修理は以下の手順で進めました。

  • シリンダーの取り外し
    車両からシリンダーを取り外し、分解しました。
  • オイルシールの交換
    内部のオイルシールを新しいものに交換し、ロッドをケーシングから抜いて劣化した部品を点検しました。
  • シリンダーの組立と取付
    新しいオイルシールを取り付け、シリンダーを組み立て直しました。その後、シリンダーを車両に戻し、配管を接続しました。
シリンダー分解後、中の劣化部品を点検し交換。
交換し取り付けした状態。
ロッドに取り付け。ケーシングに挿入する。

修理完了

修理後、シリンダーの動作を確認し、油漏れが完全に解消されたことを確認しました。
バックホーは再び正常に動作し、農作業を安全かつ効率的に行えるようになりました。

修理結果とお客様の声

お客様からは「シリンダーの油漏れがなくなり、バックホーが再び安心して使えるようになりました」とのご感想をいただきました。

修理を通じて、農作業の効率が向上し、大変ご満足いただけました。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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