【機械部品製造】バーナー用ガスマニホールド改造修理

依頼の経緯

ある機械部品製造会社様より、バーナーの火口取り付け部が劣化してネジ山が摩耗し、ガス漏れを引き起こしているため、これを改善する修理依頼を受けました。

このバーナーは鋼板を折り曲げる際に折り曲げ部を加熱するための重要な機械です。

名称不明
メーカー不明
型式不明
製造番号不明
用途鋼板を折り曲げるために折り曲げ部を加熱するバーナー

故障の状況と原因

バーナーの火口取り付け部は経年劣化によりネジ部が摩耗し、破損していました。

このため、火口の取り付けができず、取り付けられてもガス漏れを引き起こす状態でした。

  • 現状
    バーナーは動作するが、ガス漏れの問題が発生
  • 不具合内容
    ネジ山の摩耗と破損によるガス漏れ
  • 発生時期
    不明
  • 対策
    既存のネジ部を修正し、新たにタップ加工を行う

修理の方針

故障原因が特定されたため、次のような修理方針を立てました。

  • 劣化したネジ部の削除
    ろう付けされている劣化したネジ部を削り取る。
  • タップ加工
    新たにタップ加工を施し、ネジ部を再形成。
  • ニップルの取り付け
    新たなニップルを取り付け、ネジ部を交換可能なタイプに変更する。

修理の過程と結果

修理前の状態では、マニホールドのネジ山が摩耗し、破損していることが確認されました。
この状態では、ガス漏れが発生し、安全に使用することができませんでした。

以下の手順で修理を進めました。

  • 劣化したネジ部の削除
    ろう付けされている劣化したネジ部を削り取る。
  • タップ加工
    新たにタップ加工を施し、ネジ部を再形成。
  • ニップルの取り付け
    新たなニップルを取り付け、ネジ部を交換可能なタイプに変更する。

修理が完了した後、バーナーの火口取り付け部は新しいネジ部とニップルにより、しっかりと固定されるようになりました。

これでガス漏れの問題が解消され、安全に使用できる状態となりました。

写真

破損、摩耗しているマニホールド
マニホールド修正加工
ニップルを取り付けて修理完了

まとめ

お客様からはバーナーの動作が安定し、ガス漏れが解消されたとのお言葉をいただきました。

鋼板の折り曲げ作業が再び安全かつ効率的に行えるようになり、大変ご満足いただけました。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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