【食品製造業】ペレットフィーダーのブレーカー交換

ペレットフィーダーの電源が入らないため、修理の依頼を受けました。

ペレットフィーダーとは、主に原材料や製品をペレット(小さな粒状の形状)に加工して、効率的に搬送・供給するための装置です。

メーカーセムコ株式会社
型式RFT-3500SBF
製造番号08KC086

故障の状況と原因

この問題は当日に発生し、緊急対応が必要とされました。

ペレットフィーダーの制御盤内を確認し、電圧の測定とブレーカーの導通確認を行いました。

ブレーカーをオンにした際に、モーターからうなり音がするものの回転しない状態を確認しました。

詳細な調査の結果、ブレーカーの一次側と二次側の間で一相の断線が発生していることが判明しました。
これは経年劣化によるもので、ブレーカー内部で断線が発生していたためです。

対処・修理方法

故障原因が特定されたため、以下の手順で修理を進めました。

制御盤内の点検

最初に制御盤内を詳細に点検し、ブレーカーに粉塵が堆積していることを確認しました。
この粉塵が接触不良を引き起こしている可能性があるため、まずは清掃を行いました。

ブレーカーの分解と確認

ブレーカーを分解して内部の状態を確認しました。
内部の断線部分を特定し、破損の程度を評価しました。

部品の準備

社内の在庫から同等品のブレーカーを用意しました。
このブレーカーは既存のものと互換性があり、迅速に交換できるよう準備しました。

ブレーカーの交換

古いブレーカーを取り外し、新しいブレーカーを正確な位置に取り付けました。
配線の確認を行い、正しい接続がなされていることを確認しました。

動作確認

新しいブレーカーを取り付けた後、電源を入れ直し、ペレットフィーダーの動作確認を行いました。
モーターが正常に動作し、ブロアーが回転することを確認しました。

写真

制御盤内を確認
電圧の確認
ブレーカーの導通を確認
ブレーカーに粉塵を確認
ブレーカーを分解して確認
社内の在庫から同等品を用意
ブレーカーの入切りを確認

まとめ

ブレーカーの交換作業を無事に完了し、ペレットフィーダーは正常に動作するようになりました。

今回の修理により、設備の安全性と信頼性が向上し、今後も安定した稼働が期待されます。

定期的なメンテナンスを行うことで、同様の故障を未然に防ぐことが重要です。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
ぜひ他のページも閲覧ください。

モバイルバージョンを終了