円筒形状 テーパー 内径検査用
材質 | ステンレス |
加工法 | 旋盤 |
個数 | 2個 |
サイズ | φ76.6(φ75.2)*140 ()内は最も小さい径 |
こちらのページの製品ですが、実は社内で製作した際に一度失敗してしまい…。
掲載している写真も、その失敗してしまったものになります。
表面に薄く、等間隔で溝が加工されています。間隔・線の太さも細かく指示されています。表面を撫でると、少し指に引っかかりを感じる程度のうっすらとした溝です。
確かに表面の溝等、普段見かける製品とは雰囲気の違う箇所もあるのですが、それでもこれだけなら何の問題もなく加工出来そうな気がします。
こちらの製品が難しかった理由としては、径が挙げられます。
- 外径に1/100テーパーの指示がある
- ±0.01と比較的厳しい公差の指示がある
テーパー加工
テーパー指示のある製品は、時折ご相談をいただきます。
旋盤加工を得意としている弊社としても、是非とも加工させていただきたいのですが・・・やはり加工の難易度はとても高いです。
内径の確認に使用する検査用の製品のため、どうしても厳しい公差をクリアする必要がありました。
表面の仕上り
表面の仕上がりにも指示があります。
お客様からは、テーパー面は出来る限り挽き目がないようにしてほしい、と指示がございました。
「挽き目」というのは、削って加工した際に出来る跡のことです。
加工後の製品を見ていると、うっすら円を描くような模様が出来ているものがありますが、今回の製品では、少しでもこの跡が出来ないように加工する必要がありました。
確かに、無事納品できた製品は、表面が特に綺麗に仕上がっていました。
テーパー加工は場合によって出来ないこともありますが、図面をお送りいただければ、すぐに対応が可能かどうか確認させていただきます。
お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。