FCD450 鋳物加工 旋盤 ケース

弊社には、FC200やFCD450といった鋳物への加工も経験が多数ございます。

品名としてはケースになり、サイズはそこまで大きくありません。弊社でもよく見かけるサイズの製品になります。

鋳造は弊社では出来ませんが、材料を支給していただいてそれに追加工をすることは可能です。過去にも、自動車関連の部品の加工を担当させていただいたことがございます。

今回の加工は旋盤とマシニングセンターで行いました。外径を旋盤で加工し、その後穴の加工をしています。

鋳鉄にもいくつか種類があります。

【加工法】旋盤

【サイズ】φ320(最大外径)*163

【材質】FCD450

ネズミ鋳鉄

そのうちの一つに、ねずみ鋳鉄というものがあります。
その名称の由来は結構単純で、表面が灰色だったためです。

調べてみると、FC100~FC350がこのねずみ鋳鉄に当てはまります。

FCD350以上になると、また呼び方が変わってきます。

ダクタイル鋳鉄

ダクタイル鋳鉄、と呼ばれるようになります。
FCDのDはDuctile(展延性がある)の頭文字です。

鋳物は普通の金属と違い、切粉が粉状になります。
そのため、比較的切削しやすいのだそうです。

ただ、その一方で気を付けなければならない点がいくつもあるそうです。

代表的なものとしては、以下の点が挙げられます。

  • 内部に「巣」と呼ばれる空洞が出来ていることがある
  • 材料調達に時間が掛かる
  • 切粉が人体・機械に有害

「巣」にドリルがぶつかると、まっすぐに加工することが出来ませんし、そもそも発見された時点でその材料は使用することが出来ません。

また、切粉についても切削しやすいというメリットもあるのですが、その反面粉状の切粉を人が吸い込んでしまったり、機械に入り込んでしまったりするリスクもあります。

特に切粉は加工者からあまりやりたくないと言われてしまう原因なのだそうです。

最近では、鋳物への加工を請け負ってくださる企業様も数が少なくなってしまった…というお話も耳にします。

弊社では、鋳物への追加工の経験が多数ございます。
今回のようなねずみ鋳鉄やダクタイル鋳鉄、アルミ等の軽合金鋳物等、複数の材質に対応できます。

鋳物への追加工が必要な製品がございましたら、是非ご相談ください。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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