一体加工 L型ブラケット 溶接不要
【材質】A7075
【個数】1個~
【サイズ】43*60*63
複雑な形状の場合、金属の塊を削って一から作る…となると、加工に時間が掛かりすぎてしまうことがあります。時間が掛かればその分、金額も上がってしまいます。
そんな時には複数の部品に分けて加工して、最後に溶接で接着して完成させる、という方法を取る場合があります。
ただ、溶接加工はメリットが多い反面、デメリットも少なからずあります。
加工の現場で特に大きな問題として挙げられるのは、以下のような点でしょうか。
- 高熱に熱されるため、歪みが出る可能性がある
- 材質によっては溶接時に強度が下がったり、特性が変わったりすることがある
接着部は強固ですが、金属の塊から削り出しで作った時と比べると、もちろん強度は劣ってしまいます。
例えばT字型の製品を作るときに、直方体のブロックを2つ接着させて対応したとします。
そのつなぎ目の部分に負荷が掛かりすぎると、場合によっては折れてしまうかもしれません。
また、加工時間は短くなっても、複数の部品を製作していることで、結局価格が上がってしまうこともあります。
少しでも強度の面で余裕が欲しい…という場合には、一体加工を選択することも可能です。
金属の塊から削り出しで製作することを「一体加工」「一体化成型」と呼びます。
一体加工のメリット
一体加工のメリットは、以下などが挙げられます。
- 小型化、軽量化が叶うことがある
- 溶接時に比べて強度が高い
- 部品数の削減により、価格が下がることがある
- 部品の劣化をなくせる
弊社では時折「溶接無しで」というご相談をいただくことがあります。
以下のページの製品も同じように、「お客様から一体加工で対応してほしい」とご依頼をいただき、製作しました。
ロボットハンドのアタッチメントになります。