NCフライス修理 遠隔地対応 

茂呂製作所社長と以前からお付き合いいただいている、静岡県静岡市のイナバモデル様より電話相談をいただきました。

相談内容は
「NCフライスが壊れちゃった、修理見積にきてもらうのに幾らかかりますか?」
でした。

当社の回答は
「オンラインで状態確認するだけだったら無料でもできますよ!」
でした。

今回、修理させていただいた機械はこちらです。

NCフライス 春日製作所製 RNC-80

イナバモデル様はこの機械をとても大切に使い続けていらっしゃいましたが、最近不調でもありオーバーホールの見積りを取っていたそうです。
しかし、オーバーオールの価格は1000万円、オーバーホール代で新しいの買えるよっ(;´д`)トホホ
どうしようと悩んでいる矢先だっととのことです。

NCフライスから「バチーン ドーン」と大きな音が・・
そのまま動かなくなったNCフライスを見て呆然としたそうです。

イナバモデル様は材料段階での仕上げで使用していたNCフライスが止まるのは困るので直ぐにメーカーに相談したところ、見積に来るだけで12万円・・・高ーい!と思われたとのこと。

そこで、一緒に東南アジアで活躍している友人の当社社長に相談してみようと電話をしてくれたとのことです。

早速提案です。

  1. 原因調査のみのオンライン対応なら無料でも可能
  2. 修理のやりかたを指導させていただいたうえで、自社内で作業すれば安価
  3. もちろん現地へ行っての修理もします!

その結果、まずはオンライン無料調査を行ってみることにしました。

故障箇所、原因等はイナバモデル様の状況説明もはっきりしていたので、特定することはとても簡単でした。

【故障個所】装置裏のカウンターウエイトのチェーンが切れて落下
【故障原因】経年劣化

故障のプロセスとしては下記のような経緯でしょう。

スプロケットのベアリングが破損して、回転しないスプロケットにチェーンがひっかることで負荷がかかり、チェーンが切れた。
もう1本のチェーンもウェイトの重さに耐えれずに切れてウェイトが落下した。

まずはチェーンとスプロケットの交換が必要だということはすぐに分かりました。

状況と原因が特定できたところで「修理のやりかたを指導させていただいたうえで自社内で作業」を提案しました。
結論としては、

  • 市販部品以外の破損も見受けられたことと
  • 機械のことはあまり詳しくないので、作業をするのには不安がある
  • ついでに他も点検してほしい
  • 今後の保守を指導してほしい

とのご要望をいただき、作業は一括してお請けすることにしました。

細かいところまで再度チェックするために、また茂呂製作所の若手の経験値を高めることをご了承いただき、若手スタッフ2名でイナバモデル様を訪問させていただきました。
無責任に若手に任せるのではなく、会社で待機するベテラン技術者とオンラインで繋ぎ点検作業を行いました。

その結果マウントブロックが1つ破損していることがわかり、作図してすぐに社内にて製作し、スプロケットも含めて交換することとなりました。

もう1つのマウントブロックは摩耗した部分を溶接肉盛りとグラインダ仕上げで補修しました。

今回の破損は従動側のみでしたが、主動側も気になったので点検したところ、ベアリングカバーが外れており、適時に交換すべきことを提案して、作業を完了としました。

今回の修理は下記のような要因で想定通りに速やかに完了させることができました。

  • お客さまが状況をはっきり認識されていたこと
  • お客さまのご協力により事前の準備がしっかりできたこと
  • 全てを任せていただけたこと

お客さまからのご意見です。

  • WEBでの見積査定がタダというのはサービス精神満点! 
  • 見積を貰って、即発注/発注後チェーンが届いて2日作業で直してくれました。
  • また何か壊れたら、今後も茂呂さんに相談です。

とてもうれしいお言葉をいただきました。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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