【機械ドクターの業務内容紹介】
弊社の生産技術部技術課が日々行っている業務内容を紹介したいと思います。
本当に幅の広い機械・設備ドクターの集団で・・・数回?数十回?に渡る案内でないととても紹介しきれません!
弊社は守秘義務・機密保持契約を締結しているお客様も多いので紹介できない業務もありますが、できる限りPRしていきたいと思います。
また本来なら業務内容別に紹介したいところですが件数が多すぎて・・・データ管理順にご紹介させて頂きます。
1・溶接修理対応
主に現地出張修理・社内修理対応の2種類となります。
場所や作業環境、設備仕様に強度と、さまざまな判断基準を元にアルゴン溶接やアーク溶接などの溶接方法の種類を決定します。
現地出張溶接は特に作業姿勢や作業場の環境配慮、防火準備等の幅広い対応力が必要となってきますので、有資格者で熟練した技術者がメイン作業者となります。
社内修理対応に関しても上記同様の注意は必要ですが、熟練スタッフが常に近くでサポートや教育できる環境にある為、社内全体の経験値を増やす場にする事もできます。
2・生産ライン改造
量産ラインにおいて、ちょっとした工夫で生産量・生産速度・安全性を上げ、作業性を軽減する事ができます。
今回ご紹介する内容は、お客様からの「金属選別をもっと簡素化したい」というご要望に対して、技術課が提案して大きな成果を上げた改造内容になります。
大量に流れる製品ラインの途中に強力磁石棒を配置した引き出しユニットを設置し、金属選別と目視確認ができるように改造致しました。
もちろんお客様のご要望を伺ってからの設計・製作・組立て・現地据付け・運営確認までの一環作業を弊社のみで行っております。
3・生産設備保守
自動車のオイル交換やベルト交換のように、生産設備にも経年劣化や消耗部品といった定期保守が必要になります。
下記の保守内容は、大型圧延ロール機の軸を支える部分である歯車入りの軸受けユニットの保守作業となります。
現地にて現状確認を行い、分解作業を行いユニットごと弊社に持ち帰り、詳細分解から各部品の消耗状態確認及び、修正加工を行い交換部品を規定寸法通りに組付けていきます。
社内で行う理由は、精度確認・消耗部品の図面化・よりクリーンな環境での組付けなどのメリットが大きい為です。
以上の細かい工程を経て、お客様の元へ組付け作業に戻ります。
最終確認も経験値や勘、感触といった技術だけでなく数値化で明確な確認作業を行います。
今回は上記3種類のご紹介になります。
技術課の活動内容の幅広さをほんの少し知って頂けたかと思います。
今後、まだまだ紹介したい内容が多数ありますので継続更新していきます。
今後とも、機械ドクターの茂呂製作所技術課への御指名を宜しくお願い致します。