【旧規格により困難】ギヤードモーター交換作業

お客様より駆動装置から異音がするとのご連絡を受け伺いました。

一定周期でガコン・ガコンとの音がします。
早速原因調査を行ないます。

駆動部周辺は、手回しではベアリングや軸に異常は感じません。
はずしたチェーンにも異常は感じません。
モーターも無負荷では異音がしません。

しかし、チェーンを繋ぎ負荷を掛けるとガコン・ガコンと異音がします。

そうなると、ギヤモーターのギヤ部の一部破損しかありません。
早速、故障したギヤモーターの型番からスペック等を調べました。
同能力のギヤモーターは販売されているもののモデルチェンジで取り付け寸法、軸寸法が異なります。

そこで、今回は現場での加工が必要ないモーターアタッチメント製作による新モータ交換で対応いたします。

現場で旧型モーターの寸法を採寸し、新モーターが届くまでの間にモーターアタッチメントの設計製作を行ないます。
製作は、社内の加工課で行ないますので、短納期で製作可能です。

出来上がったものは一見ただの四角い部品ですが、新旧の位置を勘案してテンショナー機能も引き続き使えるようにし、軸の先端位置も同一にしました。

このモーターアタッチメントのおかげで現場で、チェーンラインもしっかり出しての交換作業は数時間で済みました。

元の機械装置を追加工しようとすると、長時間のライン停止と溶接により火災の可能性や金属粉の発生による異物混入の可能性があります。

今回はギヤモーターとあわせて、チェーン・ドライブスプロケット・ドリブンスプロケットも交換しましたのでしばらくは安心して使用いただけると思います。

PR委員会スタッフ

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