2017.02.17 自動折曲機の緊急メンテナンス とにかくまずは出発 お客様より、薄板を連続で曲げ加工を行う生産装置が停止してしまい、直ぐに直して欲しいとの緊急メンテナンス依頼が入りました。 若干遠方のお客様でしたので、予想できる工具とセンサー類の在庫を車に積み込み、まずは出発しました。 早速拝見すると、排出工程でワークが無いのに排出できていないと判断しているようです。エラーのリセットを行い、再度数十分運転を行うと同様のエラーが出ました。 しかし、ワークはしっかり排出工程されています。 原因が判明 中々原因が掴めず、電気制御を行っているPLCの動作をノートパソコンでモニターしていたところ、再度エラーが出ました。 排出の際に、排出用エアシリンダーが動作しているのですが、シリンダ駆動信号を送った後、0.5秒以内に動作しないと排出エラーとなるようです。 そこで、排出用エアシリンダーとソレノイドバルブを確認しました。 はっきりと故障ではないようですがエアシリンダーの動作がスムーズではないようです。 これが原因で排出スピードが遅く、エラーと判断しているようです。 メンテナンス完了 幸い、メンテナンス意識の高いお客様で、予備のエアシリンダーとソレノイドバルブをお持ちでした。 早速交換をして、試運転を行いました。 ある程度の時間、連続生産をしていただき問題ないことを確認して終了となりました。 通常エアシリンダーやソレノイドバルブは1週間前後の納期がかかります。 今回の様にお客様がメンテナンスをご理解頂き、予備部品を持っていただけると当日の修理が可能になります。